カッサを受けたあと、赤い斑点が浮き出る。あるいは、施術を提供する側として「痧(さ)は出したほうがいいのか」と迷う。
跡が残るのが心配だという声と、出なければ意味がないのではという声。この2つが同時にあるのが、カッサをめぐる現状です。
カッサの赤み(痧)を出さずに、しかも痛みを伴わずに施術できる技術があります。 それが、バザルト®です。
バザルト®は、カッサが大切にしてきた「めぐりへのアプローチ」という考え方を受け継ぎながら、2つの点で発展させた技術です。
ひとつは、常温ではなく40〜42℃の温熱で行うこと。もうひとつは、皮膚をこすらない設計にしたことです。
このページでは、カッサとの違い、痧が出ない仕組み、そして痧を出さなくても変化が出る理由を、順を追って説明します。
目次
カッサは、中国を起源とする伝統的な施術法です。
水牛の角、石、金属などで作られたプレートを使い、皮膚の表面を一定方向にこすることで、めぐりを促すという考え方に基づいています。
滞っているものを動かす。表面ではなく、その奥にある流れに働きかける。
この考え方は、長く受け継がれてきただけの合理性があります。日本でも美容目的で広く取り入れられ、フェイスラインのケアやセルフケアの道具として知られるようになりました。
バザルト®は、この「めぐりに働きかける」という考え方を否定するものではありません。むしろ、同じ目的をより負担の少ない方法で実現するために設計されています。
カッサの施術後に浮き出る赤い斑点やうっすらとした赤みを「痧(さ)」と呼びます。
これは、皮膚をこすることで毛細血管の一部が破れ、内出血が起きている状態です。
出方には個人差があり、体質や体調、その日のコンディション、施術の圧の強さによって変わります。強く出る方もいれば、ほとんど出ない方もいます。消えるまでの期間も、数日から1週間程度と幅があります。
カッサの伝統的な考え方では、痧は滞りが表面に現れたものとされ、出ること自体を状態の目安として捉える見方があります。
一方で、現場からはこうした声も届きます。
跡が残ることへの不安と、出なければ意味がないのではという疑問。
バザルト®は、この2つに同時に答える形で設計されています。
カッサで使うプレートは、基本的に常温です。
バザルト®は、40〜42℃に温めた石を使います。これが最も大きな違いであり、進化点です。
理由は、筋膜の構造にあります。
筋膜リリースという言葉から「筋肉の上にある薄い膜を整えるもの」とイメージされる方が多いのですが、実際の対象は違います。
本来の対象は、筋膜と筋膜の間に何層にも重なっている構造と、その層の間にあるヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸には、冷えると固まる性質があります。固まった蜂蜜のようにこびりつき、筋膜の動きを妨げる。この状態で強くこすったり押したりすると、絡みはかえって強まることがあります。
そして、ヒアルロン酸は40℃程度でサラサラな状態に戻るとされています。
バザルト®の石の温度は、ちょうどそのゾーンです。
常温の道具で滞りを動かそうとすると、どうしても力が必要になります。
先に温めて緩めてしまえば、強い力は要りません。順番を変えただけで、必要な圧がまったく変わります。
考案者の林ゆうこは、ハワイでの解剖学実習でこの点を講師に確認したうえで、「石を当てながらトリートメントする方法は、解剖学的に理にかなった筋膜へのアプローチになっているか」と問い、「なっている」という答えを得ています。
バザルト®の施術で、痧は出ません。
これは「出にくい」という程度の話ではなく、痧が出る工程そのものがないということです。
痧が出るのは、皮膚の表面を強い力でこすることで、毛細血管に負担がかかるためです。
バザルト®は、プレートを一定方向にこすり上げる動きをしません。石を密着させて、ゆっくり丁寧に動かします。
オイルを併用するため摩擦も抑えられ、肌をこすらずに施術できます。
進化点①でお伝えしたとおり、温めて緩んだ状態からアプローチするため、押し込む力が要りません。
圧の強さではなく、密着と時間で深部に働きかける設計です。
毛細血管に負担がかからない。だから、痧が出ません。
跡が残らないため、施術直後の予定に制限がありません。
ブライダル前、大切な予定の前、接客業の方。事前に「跡が残るかもしれません」と説明する必要がないことは、サロンで提供する立場にとって実務上の大きな違いになります。
カッサは伝統的な施術法であり、その効果は長い歴史のなかで経験的に受け継がれてきました。
バザルト®は、測定データで説明できるという点を加えています。
赤外線サーモグラフィによる体表温度の測定では、施術前と比べて施術翌日に平均体表温度の上昇が確認されました。末端部の血流速度についても、同じく施術翌日に上昇が確認されています。
どちらも施術直後だけでなく、翌日まで持続していたという点が特徴です。
| 測定項目 | 確認された変化 |
|---|---|
| 体表温度 | 施術翌日に上昇(持続) |
| 末梢血流速度 | 施術翌日に上昇(持続) |
| 腹部周囲 | 1回の施術前後で明らかな変化 |
| フェイスライン角度 | 顎下や頬周辺のもたつきの軽減 |
| バスト容量 | バスト体積および角度の変化 |
| 毛穴の個数(左頬) | 施術前・直後・翌朝と時間経過とともに減少 |
| 施術の安全性 | 試験期間および試験後2週間の観察で身体・肌に異常なし |
これらは医学系学術誌『医学と薬学』第78巻8号(pp.977-990)に掲載された研究データによるものです。
痧を出さずに、これらの変化が確認されています。
※効果には個人差があります。掲載の検証データは施術前後の変化を評価した研究結果の一例であり、効果を保証するものではありません。
ここが、最もお伝えしたい部分です。
「痧が出ないなら、効いていないのでは」
そう感じるのは自然なことです。けれど、痧が出ることと、変化が起きることは別の現象です。
バザルト®が使用するのは、遠赤外線を放射する玄武岩です。
熱は、その性質上、体の深い部分まで伝えるには限界があります。表面は温まっても、奥までは届きにくい。
一方、遠赤外線は振動として作用します。あらゆる組織に振動が伝わる性質があるため、表面だけでなく深い部分にもアプローチできる可能性があると考えられています。
石を温めるのは、温度が高いほうが遠赤外線の振動が強まるためです。温めること自体が目的ではなく、振動を最大化するための手段という位置づけになります。
細胞が振動することで、細胞の働きが活発になり、酸素と二酸化炭素の交換が促され、血流が促されます。
カッサは、皮膚表面への刺激を起点にします。痧は、その刺激が目に見える形で現れたものです。
バザルト®は、振動が内側に伝わることを起点にします。 起点が違うため、表面に反応が出ないまま変化が起きます。
ほかの温活施術とは違い、負担のない温度で体が自ら熱を生み出す遠赤外線アプローチ。これがバザルト®の設計です。
| 比較項目 | カッサ | バザルト®(進化系) |
|---|---|---|
| 基本の考え方 | めぐりに働きかける | めぐりに働きかける(継承) |
| 道具 | 水牛の角・石・金属のプレート | 遠赤外線を放射する玄武岩(特殊加工) |
| 道具の温度 | 常温が中心 | 40〜42℃ |
| 道具の形状 | 1枚で全身に使用 | 部位ごとに使い分け |
| 動かし方 | 皮膚表面を一定方向にこする | 密着させてゆっくり動かす |
| 必要な圧 | 強め | 強い圧を必要としない |
| 作用の起点 | 皮膚表面への刺激 | 遠赤外線の振動が深部へ |
| 痧(内出血) | 出ることがある | 出ない |
| 施術後の見た目 | 赤い斑点や赤みが残る場合がある | 跡が残らない |
| 施術直後の予定 | 出方によっては配慮が必要 | 制限なし |
| 施術者の負担 | こすり上げる動作が手に負担 | 石が主体のため負担が少ない |
| 根拠の示し方 | 伝統的な経験則 | 医学と薬学 第78巻8号 pp.977-990掲載 |
| 資格・管理 | 統一された認定基準はない | 商標登録第5972921号/正規講座の認定者のみ |
痧を出さずに、どのような変化が確認されているか。実際の施術例をご紹介します。
50代女性・フェイシャル(半顔のみ1回)
半顔だけを1度施術した状態で、頬骨の高さ、頬全体の位置、鼻筋のライン、小鼻に変化が確認されました。鼻周りのむくみも軽減しています。左右を比較すると、施術した側だけが明確に変化しています。
30代女性・ボディ(1回)
痩身トリートメント1回の施術前後で、ウエスト8.9cmのサイズダウンが確認されました。反り腰も整い、立ち姿勢に変化が見られています。
30代女性・ボディ(1回)
腹部周囲が1度の施術で10cm以上のサイズダウン。猫背が伸び、前に入っていた肩も自然な状態に戻っています。
いずれも、施術後に痧や内出血の跡は出ていません。
※効果には個人差があります。
すでにカッサの技術をお持ちの方から、よくいただくご相談があります。
「今の技術を捨てることになるのでは」
そうではありません。カッサで培った「どこを、どの方向に動かすか」という感覚は、そのまま活きます。
変わるのは、温度と、道具の形状と、圧の強さです。土台にある「めぐりに働きかける」という考え方は共通しているため、違和感なく移行される方が多くいらっしゃいます。
また、置き換えではなく併用という形も可能です。既存メニューの流れを大きく変えずに導入できます。
赤い斑点やうっすらとした赤みとして現れます。出方には個人差があり、体質や体調、施術の圧の強さによって変わります。消えるまでの期間も、数日から1週間程度と幅があります。
一方で、跡が残ることへの不安の声も少なくありません。目的とする作用の考え方によって、評価は分かれます。
皮膚の表面をこすり上げる工程がないため、毛細血管に負担がかかりません。施術後に赤い斑点や内出血の跡が残ることはありません。
バザルト®は皮膚表面への刺激ではなく、遠赤外線の振動が深部に作用する設計です。検証では、体表温度・末梢血流の上昇が施術翌日まで持続することが確認されており、腹部周囲・フェイスライン角度・バスト容量などの変化も測定されています。効果には個人差があります。
温めること自体が目的ではなく、振動を最大化するための手段という位置づけです。また、筋膜の層の間にあるヒアルロン酸は40℃程度でサラサラな状態に戻るとされており、40〜42℃という温度はそのゾーンにあたります。
ヒアルロン酸は冷えると固まる性質があるため、先に温めて緩めてから動かすほうが、強い力を必要としません。順番を変えることで、必要な圧がまったく変わります。
ブライダル前、大切なご予定の前、接客業の方にも受けていただけます。
土台にある考え方が共通しているため、違和感なく移行される方が多くいらっしゃいます。置き換えではなく、既存メニューとの併用という形も可能です。
皮膚をこすり上げる動作を繰り返す必要がなく、手指・手首への負担を抑えられます。
商標登録第5972921号として管理されており、石の形状・使い方・施術手順を正しく理解したうえで行う必要があるため、セルフケア用としては提供していません。
フェイシャル、デコルテ、頭皮まで対応しています。
バザルト®は、商標登録第5972921号を取得した独自技術です。全国47都道府県2,700店舗以上のサロンに導入され、累計8,000名を超えるセラピストが学んでいます。
1日完結・少人数制・更新料および年会費なし。考案者である林ゆうこが直接指導します。東京・大阪・名古屋・福岡・仙台の5都市で開講しています。
講座では技術だけでなく、なぜそのアプローチになるのかという理論も含めてお伝えしています。お客様に説明できることは、そのままサロンの信頼につながります。
当日使用する道具や商材はすべてスクールでご用意しますので、動きやすい服装でお越しいただくだけで受講いただけます。
今の技術にどう組み込めるかは、状況によって異なります。無理なご案内は行っておりませんので、まずは無料の個別相談でご相談ください。
こちらのページを読んだ方には、下記のページもよく読まれています。ぜひご一読ください。
技術はもちろん、サロン開業・メニュー設計・集客に関する情報共有も行い、一緒にサロンを盛り上げていけるようサポートいたします。